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説明の詳しさ
数字で見る米沢

米沢の稼ぐ力は、7割が「電子と機械」でできている

製造品出荷額5,184億円。市の一般会計の10倍以上あります。ただし中身を見ると、上位4業種で約74%。強みであると同時に、そこが揺れるとまち全体が揺れる、ということでもあります。

2026年5月22日読むのに8分くらい数字は2026年5月22日時点

米沢市の一般会計は465億円です。市政の話をしていると、この数字がまちのすべてのように感じてきます。 でも、まちで動いているお金はもっと大きい。

米沢市の製造品出荷額は5,184億円(令和4年)。市の予算の10倍以上です。 まちの稼ぎがどういう形をしているのか、いちど数字で見ておこうと思いました。

4つの業種で、74%

製造品出荷額の業種別構成(令和4年)

  • 情報通信機械1,929億円
  • 電子部品・デバイス1,024億円
  • 生産用機械493億円
  • 電気機械407億円
  • 非鉄金属307億円
  • 食料品146億円
情報通信機械・電子部品・生産用機械・電気機械の4つで、全体の約74%を占めます。出典:経済センサス活動調査、経済構造実態調査(米沢市の統計 2024)

情報通信機械だけで37.2%です。米沢が「工業のまち」と言われるとき、 中身はほぼ電子と機械を指しています。

それでも、求人は足りている

「米沢には仕事がないから若い人が出ていく」という言い方をよく見かけます。 求人の数だけを見ると、そうとは言えませんでした。

有効求人倍率(令和5年度)

米沢
1.31倍
全国
1.29倍
山形県
1.38倍
求人の数を求職者の数で割ったもの。1を超えると、求人のほうが多い状態です。出典:米沢公共職業安定所(米沢市の統計 2024)

5年ぶんの動き

年度有効求人倍率
令和元年度1.16倍
令和2年度0.86倍
令和3年度1.18倍
令和4年度1.48倍
令和5年度1.31倍
令和2年はコロナ禍で0.86倍まで落ち、その後は戻しています。出典:米沢公共職業安定所(米沢市の統計 2024)

ただ、この指標は「求人の数 ÷ 求職者の数」でしかありません。 職種が合っているか、条件が合っているかは、この数字には入っていません。 倍率が高くても、自分のやりたい仕事の求人がなければ、本人にとっては「ない」のと同じです。

農業は、米沢牛でもっているのか

もうひとつ、思い込みを確かめました。米沢といえば米沢牛です。 でも農業の稼ぎとして見ると、いちばん大きいのは別のものでした。

農業産出額の内訳(令和2年・推計)

農業産出額(全体)
82億円
米
30.5億円
畜産
29.2億円
うち肉用牛7.1億円
米と畜産がほぼ並んでいて、肉用牛は畜産の一部です。出典:農林水産省 市町村別農業産出額(推計)

米沢牛は、観光や発信の面ではとても強く効いています。ただ、農家の稼ぎという意味では米価の動きが直接に効きます。 令和8年9月の議会でも、令和8年産米の価格予測と、市独自の次期作支援を検討すべきではないか、 という質問が通告されています。

まとめると

数字で見た、米沢の稼ぎの形

見るところ数字気になるところ
製造品出荷額5,184億円3年続けて減少
上位4業種の割合約74%電子・機械への集中
有効求人倍率1.31倍全国より高いが、職種の合致は別
農業産出額82億円米が最大。米価の影響を受ける
どれも公開されている統計から取れる数字です。判断はご自身で。出典:米沢市の統計 2024/農林水産省 市町村別農業産出額
この記事が見たもの出典 3 件。ここに書いた事実は、すべてこの資料から取っています
  1. 1.米沢市の統計 2024製造品出荷額と業種別構成、有効求人倍率。
  2. 2.農林水産省 市町村別農業産出額(推計)令和2年の米沢市分。
  3. 3.米沢市議会 令和8年9月定例会 一般質問要旨(PDF)令和8年産米の価格と次期作支援、新産業団地の通告。

リンク先は米沢市など、それぞれの発行元の公式ページです。 このノートの書き方に納得がいかないときほど、こちらを直接見てみてください。

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