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Yonezawanote
そもそもの話

はじめての市議会

このノートの記事を読むときに、これだけ知っていればだいたい大丈夫、という前提をまとめました。記事の途中でわからなくなったら、ここに戻ってきてください。基礎の話はぜんぶこの1ページに置いてあります。

1|市議会は「まちのお金の使い方」を決めるところ

市役所が仕事をするには、お金と、ルールが要ります。この2つを最終的に決めるのが市議会です。

市長が「来年はこういうことにお金を使いたい」と案をつくって出す。議会がそれを審査して、 いいと思えば可決、だめだと思えば修正したり否決したりする。ざっくり言うと、これがくり返されています。

市長と議会は、こういう関係

  1. 市民

    市長と議員を、それぞれ選挙で選ぶ

  2. 市長

    予算や条例の案をつくって議会に出す

  3. 市議会

    審査して、可決・修正・否決を決める

市議会には「与党・野党」がありません。市長を選ぶのは議会ではなく市民だからです。

市長も議員も、どちらも市民が選挙で選びます。これを二元代表制といいます。上下関係ではありません。

2|米沢市議会の基本のかたち

数字でみる米沢市議会

議員の数
24
会派の数
6会派
米沢市の人口
72,721
令和8年5月1日現在
議員1人あたり、およそ3,000人の市民を代表している計算になります。出典:米沢市議会 公式(議員名簿・会派別名簿)/米沢市の統計

会派というのは、考えの近い議員が集まってつくるグループです。政党とは別のもので、 市議会独自のまとまりだと思ってください。会派ごとに質問の順番や委員会の割り当てが決まるので、 議会の動き方に関わってきます。

6つの会派と、その人数

会派人数
一新会8人
至誠会5人
市民平和クラブ4人
ミライノトビラ3人
公明党2人
日本共産党市議団2人
令和7年5月16日現在。選挙や離脱・合流で変わることがあります。出典:米沢市議会 公式「会派別名簿」

24人が全員で話すと時間が足りないので、分野ごとに小さく分かれて審査します。それが委員会です。米沢市議会には常任委員会が3つ、特別委員会が2つ、そのほかの委員会が7つあります。

どの委員会が、何を見ているか

区分委員会だいたいの担当
常任総務文教総務・財政・教育・消防
常任民生福祉・保健・環境・市民生活
常任産業建設産業・観光・農業・道路・都市計画
特別予算特別委員会その年の予算をまとめて審査する
特別決算特別委員会使い終わったお金を検証する
常任委員会は分野で分かれ、特別委員会は予算・決算という「お金そのもの」を見ます。出典:米沢市議会 公式「委員会別名簿」

3|1年のスケジュール

市議会は毎日開いているわけではありません。定例会が年4回。 それぞれ1か月弱ひらかれます。急ぎの用があるときは臨時会が入ります。

市議会の1年

  1. 3月

    来年度の予算を決める

    1年でいちばん大きな会期

  2. 6月

    補正予算・条例など

  3. 9月

    前年度の決算を認定する

    使ったお金の答え合わせ

  4. 12月

    補正予算・条例など

9月と3月は「お金の会期」。前回3年分を数えたら、意見が分かれた議案の8割がこの2つに集まっていました。出典:米沢市議会 公式 会議録・議案一覧(令和5〜7年度)

4|議案の種類を、記号で見分ける

会議録や議決結果を見ると「議第41号」「発議第2号」のような記号が出てきます。 この頭の文字で、誰が出した、何の議案なのかがわかります。 ここだけ覚えておくと、一覧を眺めるのがぐっと楽になります。

記号のよみかた

記号誰が出す中身
議第◯号市長予算・条例・契約など、いちばん多い
認第◯号市長決算の認定を求めるもの
承第◯号市長急ぎで先に決めた処分の事後承認
発議第◯号議員議員側から出す議案・意見書・決議
請願第◯号市民・団体議会に「こうしてほしい」と出す要望
「発議」と「請願」は、市長ではない人から出てくる議案です。議会が自分から動いた跡が、ここに残ります。出典:米沢市議会 公式「議案・議決結果」

5|いちばん面白いのは「一般質問」

定例会の中で、議員が市に対して自由に問いを投げる時間があります。これが一般質問です。 テーマは議員が自分で決めて、事前に通告します。市長や部長がその場で答えます。

議案の審査とちがって、賛成・反対を決める場ではありません。「この議員は何を大事にしているのか」がいちばん出る場面なので、 はじめて議会を見るならここからをおすすめします。

令和8年3月の定例会では、24人のうち11人が一般質問に立ちました。その中身は記事にまとめてあります

6|選挙はいつ?

市議会議員の任期は4年です。直近の米沢市議会議員選挙は2023年(令和5年)4月に行われました。ですので、次は2027年(令和9年)春の見込みです。

市長の任期も4年で、こちらは議員選挙とは別の時期に行われます。 どちらも市民が直接選ぶ、というのは最初に書いたとおりです。

7|見に行く・読む方法

議会をのぞく3つの方法

  1. 傍聴する

    市役所へ行って、その場で見る

  2. 中継を見る

    公式YouTubeで、あとからでも見られる

  3. 会議録を読む

    発言が全文PDFで公開されている

このノートは3つめ(会議録)を読んで、読みやすく並べ直すことをしています。

どれも申し込みや会員登録は要りません。中継は米沢市議会の公式YouTubeチャンネルで公開されています。出典:米沢市議会 公式サイト
この記事が見たもの出典 4 件。ここに書いた事実は、すべてこの資料から取っています
  1. 1.米沢市議会 公式サイト議員名簿・会派別名簿・委員会別名簿・傍聴のご案内。
  2. 2.米沢市議会 議案・議決結果議案の記号と種類は、この一覧を見ながら整理しました。
  3. 3.米沢市の統計人口の数字はここから。
  4. 4.総務省「地方自治制度の概要」二元代表制の説明。

リンク先は米沢市など、それぞれの発行元の公式ページです。 このノートの書き方に納得がいかないときほど、こちらを直接見てみてください。